Peachtea_20st’s diary

いつかのことと生活の中身🪷

見せてくれた光

本当に生で見れる日が来るなんて思ってもみなかった、ずっと画面の中の存在で、怖気づいてしまってライブまではチケット買わなかったけど、メンバーたちが作るあの空間に行けるなんて今でも信じられない。

ライブを見ていても思うけど、もう一種の宗教みたいなものだ。アイドルだからそういうものだけど、二次元と三次元の融合とファンとメンバーで作る空間が実現してしまったから。全員が同じ感動を共有しあえる空間が実現できたことは、すごいことだった。このアニメは、一体感が怖いくらいに描かれていて、現代の人の在り方とは逆行している、だからこそ惹かれる人が多かった反面、批判も多かった。想いは一人に一つあるものであって、共有するものではないから。

でもこれはフィクション。人間が物語で描かれたものに追い付くことは不可能だけど、声優さんたちは偶像を追いかけ続けていたように見えるし、物語は少し現実になったね。だから、奇跡と呼んでいる。

それに、ハッピーエンドを自分で作れることも現実であってほしいし、そこを目指すことはこのグループを見ている限り、尚更忘れたらいけない。彼女たちは音楽やアイドルを通して、生きることを見せてくれた、生きることに苦しみは必要だけど、怨みと苦しみだけが全てじゃない。楽しく生きていいし、喜びを作ることが生きるということだと教えてくれた。過去も未来も誰かのもの、私にある豊かな「今」を積み重ねて今度こそ本当に会いに行きたい。

光だったよ、地上が荒み何も無くなってしまっても、空の上がいつでも光で満ちているのと同じように、あなたたちは、画面の向こう、遠い光だった。

2023年 終わりごろ

 

真っ白の病室、繋がれた細く透明な管。

その中を流れる赤く温かい血液。

ぴ、ぴ、ぴ、という電子音が、早く早くと生を急かし続ける、絶え間なく規則正しく、時々乱れながら刻まれて行く心拍数、鼓動。

残された時間は長くはないのでしょう。それが余命なのか決断なのか、検討が付きませんでしたが。

余命についての予感を抱き続けてから、早10年、あと10年後、生きているという確証は未だ半分程度、白い箱のような中で何処へ向かうのか、明日が来るのかさえ分からないまま、この日は暗い夜を辿るしかなかったのです。

 

11月27日(月) 帰り道

 

本日晴天。

真っ青な空模様、あの街の海もきっと青いことでしょう、昨日の続きは見つからず、白い貝を拾い忘れたせいで、海へ辿り着けずに居ます。

 

灰色の都から出て望んだ場所へと行ける、鍵はきっと落ちてきます、月の輪っかが二重になり、虹が見えたなら。